検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 4 件中 1件目~4件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

口頭

除染後の効果持続性の確認及び今後の空間線量率変化の予測

西内 征司*; 鈴木 聡*; 川瀬 啓一; 渡邊 雅範; 山下 卓哉

no journal, , 

除染が完了した公共施設を対象として空間線量率等のモニタリングを実施することにより、除染効果の維持の状況を確認するとともに、原子力機構が開発した「除染活動支援システム(RESET)」や2成分モデルを活用した今後の空間線量率変化の予測を行った。その結果、除染効果が維持されていることが明らかとなり、今後の空間線量率は10年後に約30%低減すると予測された。本調査は市町村からの相談を受けて実施したものであり、調査結果を当該自治体へ報告し、住民対応等に係る市町村担当者の基礎資料として利用されることとなった。この成果について、福島県環境創造センター研究部と共同でポスター発表を行う。

口頭

森林渓流水中の溶存態$$^{137}$$Csの流出挙動

佐久間 一幸; 吉村 和也

no journal, , 

生物移行性の高さ等から溶存態Csの流出挙動を把握することが重要である。しかし水系における溶存態Csの生成と移行挙動は明らかとなっていない。本発表では、森林流域における溶存態Csの起源と移行挙動を評価するため、福島県太田川上流域を対象に、森林渓流水中の溶存態Cs濃度の空間分布や経時変化、各種イオン等を測定、解析した結果を報告する。結果として、溶存態$$^{137}$$Cs濃度は多くの地点で0.1-0.4Bq/L程度であり、流域沈着量との正の相関や季節変動(夏季に高く、冬季に低い)が従来の研究と同様に認められた。また湧水の溶存態$$^{137}$$Cs濃度は、検出下限値(0.07Bq/L)以下と非常に低い値を示したが、湧水点から数m離れた渓流水の溶存態$$^{137}$$Cs濃度は、0.13-0.32Bq/Lであり、湧水後すぐに、表層土壌あるいはリターから$$^{137}$$Csが溶脱していることが示唆された。流域沈着量で規格化した河川水中の溶存態$$^{137}$$Cs濃度は、DOCと正の相関を示し、この結果からも河川水中の溶存態Csにリターからの溶脱が寄与していることが示唆された。

口頭

セシウムフリー鉱化法を用いた土壌除染における塩化物反応剤と低圧環境の相乗効果

下山 巖; 小暮 敏博*; 奥村 大河*; 馬場 祐治

no journal, , 

セシウムフリー鉱化法では、土壌からのCs除去過程は添加する反応剤と圧力条件に大きく依存する。我々はCaCl$$_{2}$$とKClを反応剤に用いた試験結果から、1価カチオンはイオン交換を通して粘土鉱物からCs除去するのに対し、2価カチオンは粘土鉱物の相変態を通してCs除去するという仮説をたてた。この仮説の検証のため、MgCl$$_{2}$$とNaClの2種類の試薬について大気及び低圧条件での熱処理後の除染率と土壌中の鉱物相の構造変化を調べた。その結果、MgCl$$_{2}$$試薬の場合は相変態、NaCl試薬の場合はイオン交換を通してCsが除去されることを見いだし、上記の仮説を支持する結果を得た。また、どちらの試薬も大気条件よりも低圧条件において除染率が向上したが、土壌中の粘土鉱物の相変態とイオン交換のどちらも低圧条件において促進されることを明らかにした。我々はさらにこれらの塩化物を主要成分として含む海水塩を反応剤とし、低圧条件での790$$^{circ}$$Cの熱処理により99%程度の土壌除染が可能であることを見いだした。この結果は安価な海水を用いることにより、処理コストの低減化に貢献することが可能であることを示唆している。

口頭

福島原発事故により発生した放射性粒子の加熱による構造と放射能の変化

奥村 大河*; 小暮 敏博*; 山口 紀子*; 土肥 輝美; 飯島 和毅

no journal, , 

福島原子力発電所事故により放出された放射性セシウムの多くは風化黒雲母(WB)等の粘土鉱物に吸着されたが、一部は原子力発電所から直接飛来した珪酸塩ガラスを主成分とする微粒子(CsMP)として存在することが知られている。数十ミクロンのWBに含まれる$$^{137}$$Csが10$$^{-2}$$Bqオーダーであるのに対し、CsMPの場合は直径数ミクロンの球体の中に数Bq含まれ、比放射能が非常に高い。これらの放射性粒子を含む廃棄物は減容化のために焼却処理が検討されているが、それぞれの粒子が加熱された際にどのような挙動を示すかは解明されていない。そこで本研究では、WBやCsMPを単離して加熱し、放射能や構造の変化を調べた。CsMPをある温度まで加熱するごとに放射能を測定すると、放射能は600$$^{circ}$$Cから徐々に減少し、1000$$^{circ}$$Cまで加熱するとほぼ消失した。またSEMでその形態と組成を調べると、加熱後も形態には変化がないが、セシウムやカリウムといったアルカリ元素、および塩素は粒子中から脱離していた。一方、TEMで内部構造を調べると鉄や亜鉛, スズは粒子内で酸化物の微結晶を形成していた。さらに福島県で採取したマサ土とともにCsMPを加熱すると、脱離した放射性セシウムはマサ土中の鉱物に吸着されることがわかった。

4 件中 1件目~4件目を表示
  • 1